テリー伊藤 対談

January 13.2016

Porter Classic × テリー伊藤 対談

※HAPPY HOURでは編集を行っていません。ゲスト及び参加者の発言内容に対し一切の責任を負わないものとします。

 

08

 


 

テリー伊藤
演出家。1949年、東京都築地生まれ。
「天才たけしの元気が出るテレビ」「ねるとん紅鯨団」「浅草橋ヤング洋品店」等のヒット番組、
映画「10億円を稼ぐ」、話題のCMやPVを手掛ける。現在は演出業の他、ラジオのパーソナリティ、
テレビのコメンテーター、雑誌・新聞の連載等、著書の執筆とマルチに活躍中。

 


 

 

レオ

今日はよろしくお願いします!


テリーさん

こちらこそよろしくお願いします


レオ

テリーさん紹介させてください、うちの従弟なんですけど、今一緒に仕事をしていまして、デザインを担当している吉田晃務です


晃務

以前、あの、凄い昔にお目にかかったことはあるんですけど、どうぞよろしくお願いします


レオ

晃務の弟も一緒に、営業をやっていまして、今みんなファミリーで


テリーさん

おお、良いですねえ


レオ

ファミリーで小さくやってます


テリーさん

何言ってるんですか、全然小さくないですよ


テリーさん今こういうメンバーでやっているんで、手作りでやってますんで、是非着てください


テリーさん

はい、この間も買って、着てますよ


一同

ありがとうございます


レオ

今日10何年ぶりだと思うんですよ、テリーさんと会うの


お前が16歳の時?


レオ

ですね


テリーさん

映画作ったんだよね、あの時


レオ

はい


テリーさん、こいつがアメリカの大学行くとき


テリーさん

ああはいはい


保証人になって頂いちゃって


テリーさん

ははは

 

(笑)


レオ

推薦状を書いて頂いて、おかげさまであの時受かりました、ありがとうございました


テリーさんよく思い出すのがさ、テリーさんがこいつにチャンスをくれて、12チャンネルのスタジオに収録に行って、こいつが遅れてきたときテリーさんが怒鳴ったんだよ「馬鹿野郎!!」って


晃務

あの時に僕も出たんですよ


テリーさん

ああそうですか


晃務

それでレオが来ないから、自分が震えちゃって


テリーさん

何か食べます?


今日くりちゃんいるの?


ウェイトレス

はい


任せるから


レオ

テリーさん食べれない物は?ありますか?


テリーさん

大丈夫ですよ


晃務

あの時レオ何歳?


レオ

僕は16、17ですかね


テリーさん

今日はどんな話をするんですか?


レオ

この企画は毎回フリートークなんですけど、テリーさんには色々聞きたいんですよ。例えば、今我々が会社を始めて、若い人を育てるっていう課題があるんですけど、テリーさんのお弟子さんたちって凄いたくさんの方々が成功されているじゃないですか?何かアドバイスみたいなことってあるんですか?


ちょっと待って、すみません、彼がここのシェフでくりちゃんって言って、今日は美味しいものをちょこんちょこんと、並べてもらいますから


くりちゃん

つまむ感じで?


そうね


テリーさん

僕もあまり食べれないんで、さっき食べたんです


レオ

ドリンクは?


テリーさん

炭酸入りのお水


ボトルで2つ。テリーさんオレンジジュースってダメ?


テリーさん

好きですよ


じゃあと絞りオレンジジュース、みんなに


ウェイトレス

はい


レオ

テリーさん80冊以上書籍を出されてるじゃないですか、何でそんなに早く書けるんですか?何かコツはあるんですか?


テリーさん

いやぁ、まあ、連載をまとめたのもあるんですよ、実際はそんな早くないんですよ


レオ

毎日書かれているんですか?


テリーさん

書くようにしてますよ。日記みたいに


レオ

この10数年でその書籍の数って、凄い数ですよ。自分はまだ一冊しか書籍は出してないんですけど、本当遅くて


テリーさん

だけどさ、女の子とかさ、あの自分でブログとかやってくのって、早いじゃないですか、あんな感じですよ


レオ

仕事は何時くらいまでなんですか?


テリーさん

今日はこの後、8時くらいまで


レオ

長いですね!


テリーさん

長いです!だから途中で、ジム行くんです。今日は行ってないけど


レオ

えっ、仮眠とかじゃなくて運動ですか?


テリーさん

仮眠はしないですね


レオ

凄いタフですね!


テリーさん

疲れたら、動きます。前は疲れたら休むようにしてたんですけど


晃務

逆ですね


じゃあ、今はテレビの出演と、書くほうのお仕事と、他にも色々とやられているんですか?


テリーさん

あとはCMの演出をやってます


時間はかかるんですか?


テリーさん

そうですね


レオ

テリーさんは演出家で始められたんですか?キャリアは


テリーさん

そうですね


レオ

ある時から、カメラの向こう側に立つようになったじゃないですか?何かキッカケがあったんですか?


テリーさん

キッカケはね、まずその前に、テレビの演出やっていて、僕が一番最初に出した本が『お笑い北朝鮮』っていう本なんです。それであの頃って金日成の時代だったんですけど、その息子に金正日っていう、シークレットブーツを履いている怪しい奴がいるんだなっていうのを、思ったんですよ。どっちかっていうと当時はテレビで、「北朝鮮」っていう言葉をあまり言っちゃいけなかったんですよ。当時は「朝鮮人民共和国」って言わないといけないような時代だったんですよね。何か真面目な人しか北朝鮮を語れない時代だったんですけど、怪しい奴は絶対あそこにいると思って、それで何か、世の中ってお笑いとか、そういう部分がないと本当に判断能力なくしちゃうんじゃないかって、それを僕は思ったんです。もっと古い話で言うと、例えば太平洋戦争の時の、本当に御前会議っていうのがあって、日本がアメリカと戦争になるっていう時に、誰か一人の奴が「陛下これヤバイですよ、勝てる訳ないですよアメリカに」っていうような、そういう会話がもし出来れば、原爆も落とされなかったんじゃないかな、っていう。戦争が末期の頃に、「勝てそうにないからそろそろ止めちゃいましょうよ」って。「大変ですよあの国はもう、ディズニーってあんな映画作っている所に勝てる訳ないじゃないですかぁ」って言うような事を、こっち側で竹持っている時に、向こうはタキシード着てパーティーやっているっていう


本当だ


テリーさん

冷蔵庫とかいっぱい物が入っているんでしょっていうことを、そういう会話が出来ないまま、建前の会話ばっかりしていたから、戦争に負けたんだし、リアルなアメリカの状況も日本の状況も超えられるのと、「今日タキシード何を着ていこうか」なんて言う連中に勝てる訳ないじゃないかっていう。今だったら多いじゃないですか。だから、北朝鮮もそんな何かシビアに朝鮮総連に怒られることとは別に、そういう斜めの見方、「シークレットブーツ怪しいに決まってるじゃん」って(笑)。あそこにはテレビもあるのに、テレビのチャンネルを替えることも出来ない、そんなバカバカしいことってないでしょ。国民に鍵をかけて、世界を見せないって事でしょ。あれって、女拉致してきて、部屋の中閉じ込めて「俺が良いんだ、俺が良いんだ」って言ってるようなもんで、そういう捉え方をしてはいけないと思って、そういうのをテレビでやりたかったの最初は。それで企画書をテレビに持って行ったら、「そんなのテレビで出来る訳ないじゃない」って。ただ実際問題そういう国があるっていうのを紹介したいな、テレビでダメだったら、じゃあ本にしようと思って。出版社幾つかに持って行ったら、出版社に断られて。「そんなのよりもテリーさん、テレビの裏側書いてくださいよ」って言われて、俺にとってテレビの裏側とかは全く興味がなくて、別に本になんかしたくないから、俺は北朝鮮の本出しかったし、10社くらいに断られて、最後の出版社が、潰れそうな出版社だったんですけれどもそこがGOサインを出してくれて、「お笑い北朝鮮」っていう本が出てそれから僕の執筆活動とかが始まったようなもんですよ


テリーさんさ、最初にあれを見た時にさ、「あれ北朝鮮ヤバいじゃないの?」って思ったのが凄かったですよね。それで、一般のインテリ階級から政治家から、もちろん週刊誌まで、あの本で一気にマスコミ関係がガンガンやるようになりましたね


テリーさん

確かに。あれから、「伊藤輝夫」っていう本名から「テリー伊藤」になったんです。だからそこからだと思うんです。あと、良く言うんですけど、テレビの演出家っていつも仕事がある訳じゃないんですよ。例えば、それこそまあ僕は洋服関係は僕分からないですけど、テレビって300個くらい企画書を書くんですよ


一同

へえ!


テリーさん

でも1本通るか通らないか。例えば僕は売れっ子だったじゃないですか?売れっ子の僕だって、300本から400本書いて通らないんです。それって感性を聞いていく訳じゃないですか?だけどそのオッサンに分からない感性だと


テリーさん、俺今回聞きたかったんだけど、さっきの北朝鮮のこともそうだけど、テレビの「浅ヤン」にしてもそうだけど、誰もやった事のない、業界の人も思い付かない奇想天外な事をやるじゃないですか?俺も自分がカバンを始めた頃クレージーに見られて、だけど、最初にやってその業界を納得させるとか、その辺が一貫して変わっていないというか。凄く気味が良いというか、当時から好きなんだよねえ。自分独自の発想っていうのが


テリーさん

大体テレビって、パクられるんですよ


レオ

ああ

 

(笑)


テリーさん

僕のやった演出方法っていうのは次の日にかならず誰かがやるんですよ。それがまた良いんですよ


晃務

海外とかにも行きますよね


テリーさん

例えば、ミュージシャンは歌えば、ずっと著作権で、自分に入ってくるんですよ。テレビはないんですよ。洋服はあるでしょ?ポータークラシックがあれば、ずっとそれはブランドじゃないですか?テレビはブランドがないんですよ。僕がこれやったって、そんなの著作権がないんですよ


晃務

パクられれば終わりなんですね


テリーさん

例えば「ねるとん紅鯨団」の演出やってて、収録中に別にモニターでこっち側で見てるっていうの、あれ僕が考えたんですけど


レオ

あああ!そうですよね!


テリーさん

こっち側でモニター見ながら茶化すっていうのは


ああ本当だ!あるあるある!


テリーさん

今は当たり前ですよね?


晃務

あれ初めてだったんですか?!


テリーさん

別室で撮って、こっち側で見るってあれ僕が初めてなんですよ


レオ

凄い!

 

(拍手)


テリーさん

ああいうのも次の日パクられるんです


特許とれないもんね


テリーさん

そうなんです。それが面白いんですよ!


晃務

見た奴は「これだぁ!」って思ったんでしょうね


テリーさん

何かだから、そういう風にもしパクられないで収入が入ってきたら、歳を取ると思ったんです。権利だけで。そこでパクられると、また何か新しい事を考えないといけないと思って


レオ

あああ、凄いですよ!

 

(拍手)


テリーさん

そういうのが消えていく文化だから、テレビって切ない文化だから好きなんです

 

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