※HAPPY HOURでは編集を行っていません。ゲスト及び参加者の発言内容に対し一切の責任を負わないものとします。

 

 

---

 

倍賞千恵子
1941年6月29日生まれ。東京都出身。
映画「男はつらいよ」のさくら役に代表される庶民派女優として、また歌手としても親しまれ活躍中。
「男はつらいよ」シリーズ全48作、「幸福の黄色いハンカチ」「ホノカアボーイ」他、延べ164作に出演。
2004年、宮崎 駿監督作品「ハウルの動く城」では声の出演と主題歌「世界の約束」を歌う。
www.baisho-chieko.com

 

小六禮次郎
1作曲・編曲家。東京芸術大学音楽学部作曲科卒業。主な作品として世界劇「黄金の刻」
映画「ゴジラ」、大河ドラマ「功名が辻」「秀吉」、連続テレビ小説「さくら」
みんなのうた「いらっしゃい」、ゲームソフト「決戦」等幅広く多方面にわたって活躍中。
また、倍賞千恵子と共演するコンサートを全国で公演し、好評を得ている。

 

---

 

 

木田さん

１１年？

小六さん

そこら辺ですよね。

克

それでその時に、親父に自分は聞いた話なんですけどみんな荷物は家裁道具を持ったんだけど、親方とお袋は紐で持ってこうやってそこに全部肩がけにして吊るして手は子供たちの手を。だから紐は鞄の原点だよって。それからなんです

倍賞さん

あぁ。カッコいい。

小六さん

なるほどね。

克

非常に面白いことを言う親父でしたね。

小六さん

あれ、お父さん何年生まれですか？

克

僕は昭和２２年です。

小六さん

あぁじゃぁ団塊世代だ。僕２４年ですからそんな変わらないですよね。そのお父さんが明治ってことは結構遅い子だったんだ。

克

そうですね。僕４０過ぎの子供です。戦争から帰ってきてからの子供ですから。

小六さん

あ、そうかそうか、だからね。

倍賞さん

なんだ。あたしが一番年上じゃないか。

 

（笑）

小六さん

それは今はもう日常茶飯事だから。だいたい人が集まるとね。

倍賞さん

そうなのよね、これがね。

小六さん

そりゃぁ、そうだよ。当たり前だよ。しょうがないよ。

木田さん

見えないから大丈夫ですとか言って。

 

（笑）

レオ

倍賞さん、どうやって口説かれたんですか？

 

（笑）

克

あのぉ、ハッピーアワーってこういう会話ですから。

 

（笑）

小六さん

突然来たな、グーってきたな。フェイントかかちゃったな。

レオ

倍賞さんから動いたんですか？

倍賞さん

いやいや、そんなことない。

小六さん

そういうことにしておきましょう。

 

（笑）

小六さん

同時同時。

倍賞さん

そうそうそうそう。

レオ

あぁそうですか。

克

あの、うちのハッピーアワーくどいよね。

小六さん

あのね、最初はやっぱり僕です。僕がきっかけです。急に口説いてどうにかなる訳ではないですから。なんか時間がかかりますよね、そういうのって。僕その時結婚してましたから。

レオ

そうですか。へ～。

小六さん

ね。

倍賞さん

まぁ色々ありましたよね。

小六さん

まぁ私の話は。もう２５年位前だね。

倍賞さん

あたしバツイチなんです。

レオ

あぁそうですか。

木田さん

両方バツイチです。

倍賞さん

あ、そうね。（笑）

小六さん

この人バツゼロです。その当時この人２０代でしたね、僕最初会ったころね。

倍賞さん

うん。

克

あぁ、そう。

小六さん

２８とかね。今と同じ顔してましたよ。

木田さん

いえいえ、そんなことないです。

克

レオさん、チャンスチャンス。どんどん質問しよう。

 

（笑）

小六さん

話がね突然、普通のワイドショーっぽくなったね。

 

（笑）

木田さん

内緒で聞いてくれても良いですけど。

小六さん

色んな話。

倍賞さん

それもあるね。

レオ

こないだ伴淳さんの映画祭が浅草であったんですよ。それで息子さんの康一郎さんってあまり今まで表に出なかったんですよ、お父さんのイベントの時に。でも今回はって。トークショーがありまして浅草の映画館で。トークショーの後に伴淳さんの映画を何本かやるんですよ。僕が行った回が

倍賞さん

あたし出てなかった？

レオ

そうなんですよ。「婚前旅行」

倍賞さん

あぁ。

小六さん

はいはい。

レオ

フランキー堺さんと伴淳さんが親子で、倍賞さんが出てきて「うわー」と思って。

倍賞さん

笑っちゃうでしょう。

レオ

めちゃめちゃ綺麗で。

倍賞さん

旅行シリーズ。

レオ

一目ぼれしちゃって、すごい良かったですよ。

倍賞さん

もっと前があるの。あたしがデビュー当時に花嫁シリーズって山本豊三さんとか一緒にやってる頃に伴淳さんがいつもお父さん。その後の旅行シリーズってのはフランキー堺さんがずっとやっていたシリーズがあって、途中から「男はつらいよ」と並行してやってたの。「男はつらいよ」のカメラマンの高羽哲夫さんっていう人も「男はつらいよ」が終わるとって２人で、

小六さん

行ったり来たりするんだ。

倍賞さん

対照的な映画を。こっちはすごいシリアスで、

小六さん

シリアスっていうかね、こっちはドタバタだからね。

倍賞さん

そう、こっちはドタバタみたいな。それを並行してやってた。その旅行シリーズに、それは結構楽しんでやってた。

レオ

倍賞さんが男を盗んじゃうのよ。　他の女性からフランキー堺さんを盗んじゃうわけ。

倍賞さん

あ、そう。

レオ

もうそのやりとりが最高で。嘘をつくんですよ。「あたし、妊娠しちゃったわよ」って。

 

（爆笑）

レオ

「どうしてくれるの」って。それで結婚しちゃうのフランキー堺さんと。んで結婚式で「あれ？子供は？」「いや、嘘よ～」って。

 

（笑）

小六さん

ものすごく軽いね、昔の映画って。

克

粋な脚本だね。

小六さん

もうね、結構変な役いっぱいやってますよ、この人。

レオ

あぁ、そうですか。

倍賞さん

もうその旅行シリーズは大人のマンガチックみたいなさ。

小六さん

１年間に一番多い時は１３本位やってたの。