
遡ること1950年。
当時のアメリカは空前の好景気。
誰もがマイホームを持ち、幸せな家庭を築き、豪華に着飾ってパーティーへ。
表向きはとっても素敵でキラキラな時代。しかしながら、この潮流に乗って豊かな生活を送っている人たちの裏には、当然、流れに逆行するように生きる者もいるわけです。
みんながハッピー、リッチでゴージャス。いやいや、俺たちそんなお金ないし、リッチで安定した生活だけが、幸せなの?
そんな思いを持っていた若者たちがいました。
そう、彼らがビートニク。打ちひしがれた世代とも訳されるカウンターカルチャーの代名詞です。
街を放浪し、夜になればジャズが流れるクラブで酒を飲む。
何にも縛られたくない彼らのライフスタイルには様々なカルチャーが隣り合わせでした。
即興で生み出すジャズやアート。
音楽ではチャーリーパーカーやボブディラン。文学ではジャックケルアックなどなど。
彼らの服装といえば、細身のパンツに白黒のボーダー。ベレー帽とサングラス。
ビートニクの背景云々は一度おきまして、この着こなし、最高に格好良いです。
H/W KNIT BERET (TRICOLORE)- BLACK ¥15,400 / SIZE L
SUNGLASSES BEATNIK COLLECTION- BLACK ¥52,250 / SIZE L
PC RIDERS LEATHER PEACE POUCH W / SILVER ZIPPER ¥77,000
ARTIST BORDER TURTLENECK- BLACK ¥35,200 / SIZE XXL
NEW ASTAIRE CHINOS- BLACK ¥38,500 / SIZE XL
HIKARU(186cm 68kg)
ポータークラシックとなれば、デザインの側だけ追求するなんてことはありません。
素材、着心地、シルエット。当たり前に最高です。
ビートニクスタイルがポータークラシックで揃うなんて、贅沢ですね。
サングラスは金子眼鏡さんと。
世界三大眼鏡産地の一つ、福井県鯖江市で始まった眼鏡作り。職人の技術が蓄積されたその土地で生まれる眼鏡には、時代を選ばない格好良さがあります。
日本のクラシックである金子眼鏡さんと、世界のクラシックであるビートニクという文化。
ここに書ききれない魅力は下記のリンクから是非。
-金子眼鏡-
ビートニクは英語で書くと、BEATNIK。
BEATは音楽の拍子であるビートだったり、打ち負かすという意味だったり、ビーティフィックという神聖な、至福なという意味が込められています。
NIKは人工衛星スプートニクから。え、なんで?って感じですよね。
実はビートニクという言葉は、文化の中心にいた彼らが自称した訳ではなく、外側から揶揄される形で言葉が生まれました。冷戦期の空気が漂うアメリカ。ちょっと怪しげな連中という扱いで彼らをビートニクという言葉で括ったそうです。
皮肉で形容されようとも、格好良いものは格好良い。そこに偽りはありません。
ポータークラシックは文化を身に纏うことができる最高なブランドなんだなって再確認しました。
HIKARU