野口強 対談
January 13.2016
※HAPPY HOURでは編集を行っていません。ゲスト及び参加者の発言内容に対し一切の責任を負わないものとします。
野口 強
1964年 大阪府生まれ。
1987年 大久保篤志氏に師事。
1989年 フリーとして独立。
現在はファッション誌や広告を中心に活動。
また、2008年オープンした大阪 阪急百貨店メンズ館ではフロア構成やセレクトショップのディレクションも手掛けている。
克
ほんとだよ!
強さん
ねぇ。「日本人だもん」て言って。
(笑)
克
ほんとだよ。
強さん
毎日毎日、愛してる愛してるチュッチュッて出来ないでしょう。えらいなぁ外人はって思っちゃうもんだって。
(笑)
レオ
お父さんがプレイボーイだった?
強さん
どうなんだろうなぁ。親父・・・。
克
例えばおじいちゃんとかさ。
強さん
親父どうなんだろう。まぁ遊んでたは遊んでただろうね。負けずにお袋も遊んでたと思うけどね。
レオ
あぁ。
克
みんな共通してんだけど、お母さんとかお父さんなんかが困った時すぐやるじゃない?レオもそうだし。あぁいうのって良いよな。やっぱり、親大事にしなかったらあれだね、モテないよ。
レオ
相手の両親に会ったことあります?
強さん
あるある。それは全然あるよ。あるんだけど、どっちかって言うと、理想で言うとよ、こんなこと言ったら怒られるけど、片親の方が良い相手が。お母さんとか、まぁお父さんでも良いんだけど。こう円満なすごく大事に育てられた凄い家族愛の強いのとかは、ちょっと重いというか弱いというか。
克
分かる分かる。
俺の所の嫁さんは来たじゃない?向こうの実家の両親に会わなきゃいけないじゃない、俺いつもこういう格好だから全然違う世界じゃない、普通とは。それで心配になっちゃって、俺が出ていったら向こうビックリしちゃうんじゃないかって、それがあったね。そしたら凄い如才の無い、楽だった。あるよな、そういうの。結婚なんてテメエらだけじゃないもんな。
強さん
うちのところも子供のころ離婚してるから、なんかそういう方が。
レオ
そうなの。
克
だけどあれだね、今日女の話で盛り上がってるけど、女性と付き合うのも何でもそうだけど俺の基本は、かみさんと結婚して、あんな苦労させて、だけど経済的にちゃんとしないといけないだとか、あと暴力を絶対ふるっちゃいけないとか。あとほら博打に狂っちゃいけないとか。自分は自分なりに自分の法律やっぱりそういうのは守った方が良いね。
強さん
うん。それがないとね。
克
女性関係には当たり前じゃない、男なんだもん。まぁもっと上手くいうと女性とこうやって楽しむのは本命の人が良いっていう再認識で他の人と。ね!
(笑)
克
だってお肉だって和牛とか他の食わないと分からないよ。(笑)
強さん
凄いまとめに入ったね。まぁ確かに。(笑)
克
お前の良さを再認識!
強さん
そう。結果的にこう踊らされてる、っていうね!
克
そうそう!男はね、孫悟空とおんなじで三蔵法師の手のひらの中だよ。
(笑)
克
手でクチャって終わりだよ。
(笑)
克
マサもそうだけどぜひ強も、浅草のケンタの所に招待したい。喜ぶと思うんだよ。
レオ
アイツは酒がうまい。
強さん
あ、本当。
克
素晴らしい。絶対喜ぶよ。その時コレと来ても、秘密隠れ家だよ。
レオ
多いなぁ。
強さん
先に違う所行きそう。(笑)
克
すっきりして。
(笑)
レオ
リハーサル?
強さん
そう。いいなぁ~。
克
そこって面白くて昔の20年代とか30年代のパリのモンパルナスのバーでさ娼婦といい絵描きがいて色んな会話があるじゃない。そんなんだから。すぐそばだから、ネエちゃん達が来るのよ。
レオ
面白いんだ~。
克
面白い。ネエちゃんの話が「あなたイソジンが良いわよ」とかさ。そういう面白い所なの。(笑)
強さん
でもさ、あぁゆう所で働いてる、まぁあそこに限らず違う風俗の子達とかさ、独特の空気感あるのね。
克
ある。あるね。
強さん
AVの子もそうだしなんなんだろう、共通してみんなちょっと不思議なものがあるよね。
克
あるね。
強さん
普通の子とは違うね。
克
それで結構酒飲んで客のグチこぼすってのはあるけどね。
1人面白い子がいて横浜から出てきて自分独自で店出したいんだって。今ソープで働いてるんだけど、すんげー明るい子でさ。「いくら貯まった?」て聞いたら「まだなんです」って。
強さん
でも不景気になればなるほど、ああいう所忙しくなるって。
克
だけど強がさ「商売女は嫌だ」とか言わないで行くって事が凄いな。
強さん
いやいやそれはもうね、立派なもんですよ。
克
しかし、これから50になって60になったらお前またモテるぞ~。
強さん
いや、どうだろう。その頃克さん元気かなって思うよね、たまに。
レオ
あのーうちらの世代から言わせてもらって良いですか。相当元気!
(笑)
強さん
いや、ちょっと待て。克さんでしょう。(笑)
よくさ、昔みんなで克さん位の歳になった時、自分たちどうかなって思ってたんだよね。
克
だけど、俺も強にさ50歳位になったら超カッコいいブレスあげるの。ブレスだよ。だけどそれ「燻し銀」て書いてあるの。
(笑)
強さん
それは思うんだよね、いつも。
克
だけど、楽しいなぁ。
強さん
だって馬場ちゃんなんて全然元気がなくなってきた。元気ないって、元気だけど、そういう意味で。
克
馬場ちゃんいつも恋してないんだよ、必ずフラれるんだけど。
(笑)
克
で馬場ちゃんめげないじゃない。
強さん
克さんが今の馬場ちゃん位の歳の頃は、もうガンガン飲んだりしてて遊んでたけど、そう思うと元気ないよなって思うんだよね。大久保さんにもしてもそうだし。
克
だからって楽しみは無いのかな?なんか趣味の楽しみとか。
強さん
んー分からないけど。まぁ大久保さんなんか今はキックボクシングにはまってるだしんだけど。
レオ
へ~。
克
あっ、ある年代いくと格闘技とかやりたくなっちゃうらしい。しかし、大久保君なんかも独特だよな。
強さん
独特ですよ。独特すぎて困りますよ。
克
だけど、師匠をお前大事にするな。
強さん
いやぁ、師匠なんで。もちろん。
(笑)
克
本当に大事にするわ。良いことだ良いことだ。
レオ
兄さん弟子とかどうなの?
強さん
いや、もともとアシスタントだった奴がうちの事務所でやってるから良いけど、女の子は今とりあえず1人でやらせてて、まぁとりあえず1回一人でやらないとさ。
克
やっぱりこれから教えるっていうか若手を育てるの宿命だろうな。やらなきゃダメだし、じゃないとダメになっちゃうもんな。俺なんか今教えてもらいたい。恥ずかしいんだけどなんか教えてもらいたいみたいな。あの、料理学校なんか通いたくないけど、すごい感じのいい人が「克さん手首きかして~」「うん、こっちですか」って。
(笑)
克
楽しいのが1番良いわ。
レオ
そういう時は具体的に何か言ったりするの?
強さん
ん?
レオ
なんかこういう着こなしは、どうのこうのとか、こういうのは大事なんだぞとか。
強さん
アシスタントの子に?
いや、それは教えない。それは自分のセンスだから。それをおしつけてもしょうがないだろうし。ただ基本的なものあるじゃない、例えばワークウェアだったりとかスーツだったりとか年代別であったりっていうのは、教えながらやるけど。コーディネートとかは自分のセンスだからね。好きにやれば良いと思うけど。